蒼天快走記

A record of pleasantly riding under the blue sky

さよならCBX

というわけで、CBXを手放してしまった。バイクそのものは気に入っていたのだが、アイドリングの不調、OHしたばかりなのに漏れ始めたフロントフォークのオイル、弱ってきたバッテリーと度重なる不具合に心が折れてしまった。

考えてみれば、それぞれにかかる修理の金額はそれほどでもないのだが、気分的に持たなくなったのである。オークションで「現状」のバイクを買ったのだから、それくらいは覚悟しておけばこういう心理状態にならなかったのだろうが、何となくぼんやりとうまくいきそうに思っていたのでその甘い考えを打ち砕かれてしまった。それでもうすっかり手放す気持ちになってしまったのだ。

 

そこで、オークションにかけたところ、購入した金額の約半額で売れることになった。損をしたとは思うが、この1年半ほどでの不具合を正直に書いたので仕方がないだろう。

 

CBXは比較的近くの人が直接取りに来られた。バッテリーが弱っていたので、セルが回るか心配だったが、元気に回り、一発でエンジンがかかった。オークションの説明に補足をし、納得してもらった上で引き取ってもらった。走り去っていく後ろ姿を見て、少々寂しいものはあったが、同時にスッキリもした。

 

そして、次のバイク選びである。1~3月の家計の動き次第だが、今250の中古をいろいろと調べている段階だ。しかし、予算の範囲内で好みのものをと思うと、どうしても90年代から’00年代初頭のものになりそうだ。自分はホンダ党なので、現役車種で何とかなりそうなのはFTRくらいである。FTRも悪くないが、ロングツーリングもしたいので、7.2リットルというタンク容量がネックになりそうだ。ということで一番の候補になりそうなのは、ついこの間まで現役だった先代VTRか。スタイル、パワー、燃費などいろいろなものが一番ちょうど良さそうだ。前期型なら結構安いのもあるし、エンジンも丈夫でパーツ供給も問題ないだろう。

 

ホーネットはスタイリングがちょっと好みではない。どちらかというとその先代のジェイドの方が良いかもしれない(予算的にも・・・)。

 

と言うことで、先代VTRをいろいろ調べていると、さらにその先代のゼルビスというバイクに行き当たった。これが、古さを除けば一番自分の使用目的・好みに合っている。スーパーボルドールのようなハーフカウル、シート下、カウルサイドの収納や豊富な荷掛けフック、16リットルの大容量タンクなどツーリング重視の自分にはぴったりなのだ。これが、不人気車だったためタマ数があまり無く、その割に希少な250のツアラーのためか、最近はあまり値落ちがしていないようだ。パーツ供給がやや不安になる年式の割に車体価格はそれほど安くないのが・・・。しかし、予算的には何とかなる。

 

というわけで、今のところゼルビス、ついでVTRが有力な候補である。しかし、ゼルビスはほとんど見かけることがない・・・。結局オークションで買うことになるのだろうか。そうなると、今度はよほど腹を括ってかからないとまた後悔することになりかねないが、気持ちはますますゼルビスに傾いている。