蒼天快走記

A record of pleasantly riding under the blue sky

CBX125カスタム まずは概要とインプレッション

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さて、我が家に19年ぶりとなるマニュアルミッションバイクであるCBX125カスタムがやってきた。ホンダのHPにある愛車自慢には16年ぶりと書いて投稿したのだが、16年ぶりはバイクそのものであった。CBXが来る前に乗っていたアヴェニスが16年ぶりのバイク復帰であり(笑)、アヴェニスに2年半ほど乗ったあとマニュアルミッションバイクを19年ぶりに乗ることになった、という訳だ。

 

で、まずはCBX125カスタムの概要である。主要諸元等についてはこちらを参照頂きたい。たぶん、私のCBXはこの型だと思うのだが、何せ原付2種なので正式な年式が分からない。そのうち、車台番号でホンダに問い合わせてみようと思っているのだが、ぐうたらものの私のこと、いつになることやら。

で、乗ってみた感じとしては、小さいながら4スト単気筒の味はしっかりあると思う。少々高めのギアを選んでもドコドコッと鼓動感を感じさせながらトルクが立ち上がり、しっかり加速していく。もちろん排気量なりのトルク感しかないわけではあるが、ここら辺が同じ4スト単気筒125ccでもVベルト無段変速の前車アヴェニスとは違うところである。

そういった低速トルクを感じさせながらも高回転まで一気に回り、アクセルを思い切りあおるとレブリミットの1万1千回転までは軽々と達する。さすが、ホンダエンジンの面目躍如と言った趣である。

 

ただし、それだけ回さないとはっきり言って遅い(笑)。坂道には非常に弱い。また、同じエンジンを積むCBX125Fに比べ、トップギアのギア比が高く、Fの6段に対しカスタムは5段のためよりワイドレシオである。この辺がややスポーツ走行には不満な点で、Fに対してカスタムはよりクルージング向けのセッティングといえるだろう。

乗り心地は非常にいい。まず、これは色々な人が言っていることだが、シートのボリュームが結構あり、クッションも柔らかく、お尻が痛くなりにくい。また、アメリカンスタイルのためシートの段差が大きく、腰をきちんと支えてくれるため長距離でも楽そうである。

 

サスペンションもストロークが大きく、ブレーキ時のフロントのダイブは大きいような気がするが、けして不快なことはなく、しっかり受け止めてくれる。段差を乗り越える時のダンピングもいい感じで、たぶん疲れにくいと思う。しかし、これは実際長距離を走ってみないと分からないので、いずれ再度感想をアップしてみたい。

 

ライディングポジションはそのアメリカンスタイルから想像するより普通である。外見からすると、もっと足を投げ出したポジションを思い描きがちであるが、ビジネスバイク風とも言えるステップ位置だと思う。それにアメリカンのドロップハンドル(?)を組み合わせているので、何とも言えないポジションになっている。しかし、慣れてくるとそれも気にならなくなってきたのだが・・・。足を投げ出すと言えば、前車アヴェニスがステップの前方に足をおくと投げ出したような格好になり、そちらの方がよりアメリカンっぽかったように思える(笑)。

 

いずれにせよ、バイクに乗りたい、いじりたい、ツーリングに行きたい、そういう気分を強くもたせるバイクである。マニュアルミッションであるということ以外に、このバイクには何かがあるように思える。アヴェニスはスクーターであったため、便利さ、手軽さではCBX125カスタムをはっきり上回っていたし、エンジンは高回転型の結構パワーのある良いバイクだったが、これほどまで自分の気持ちをかき立てるものではなかった。

 

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ヴェニスを手元に置いておいたままCBX125カスタムを迎え入れることができれば、さらに充実したバイクライフになったと思うが、住宅事情とお小遣いがそれを許してくれなかった(爆)。アヴェニスは広島の人の元へお嫁に行ってしまったが、新しくCBX125カスタムというパートナーを得て、これからより自分の時間を充実していきたい。