以前から行きたいとずっと思っていた絶景道の一つ、瓶ヶ森林道ツーリングがようやく実現しました！
前日まで雨マークばかりの予報の中、この日には晴マークが付いてはいたものの、不安でした。当日朝も強い雨が少し降りましたが、出発する頃(午前7時)には上がってとりあえず一安心です。ただ、前日までの雨は結構続いたので、険しい山中の林道にはまだまだ不安がありましたが・・。
目的地は高知県～愛媛県の瓶ヶ森林道。ＵＦＯラインとも呼ばれる四国というか全国でも屈指の絶景道です。バイク誌の絶景道ランキングでもたびたび上位に入っています。今日は、石鎚側からアプローチすべく、高速道路をいよ小松インターで降り、まずは国道494号線を南下します。その途中、早くもこんな清流が。心が躍ります・・・ところが！
写真には撮れていませんが、道路脇に看板が置いてあり、一瞬「全面通行止め」の文字が目に入ります！そこで、スマホを使って検索してみると、石鎚スカイラインからよさこい峠までの道が崩落のため全面通行止めとのこと。ここは早めに決断して、行き先を変えるかアプローチするルートを変えるかしなければなりません。でも、今回こそと思っていたので、行き先はそのまま国道194号線からのルートに切り替え、国道11号線を東に向かって急いで戻ります。
国道194号線からのアプローチとなると、まずはこの寒風山トンネルです。なんと全長5432ｍ。数字の並びも美しい5km越えの長いトンネルです。2012年までは無料で通行できるトンネルとしては日本最長だったそうです。まっつんさんのブログでトンネル内は寒いらしいと聞いていたので、今日はメッシュではなく秋～春用のジャケットです。トンネルに入る前にベンチレーションを全部閉めておきました。おかげで、寒さはそれほど感じることはなかったです。
寒風山トンネルを抜けてすぐ、左へ曲がると瓶ヶ森林道の入り口への道になっています。しばらくくねくね走ると、ついにこの看板が！
冬季などには閉鎖される林道のため、入り口にはこういう門が付いているんですね。ここには駐車場があり、たくさんのクルマが止まっています。この辺の山へ登りに来た人たちでしょうか。さて、いよいよ瓶ヶ森林道へ突入しますよ！
瓶ヶ森林道は全線舗装はされていますが、そこは林道、路面状態は決していいわけではなく、崖なのにガードレールもない区間もあり、こういう素掘りのトンネルもあります。
そしてしばらくくねくね走った先についに、この景色が開けました！ヘルメットの中で、おおっと言う声が出てしまいました。雑誌の絶景特集などでよく見るあの場所です。ちょっとガスが掛かっているのが残念ですが・・・。
少し寄ってみましょう。
景色だけ抜き出してみます。さすがに標高1500メートル(くらい？)下界とは植生が違います！これでもっとすっきり晴れていれば・・・いや、贅沢は言うまい。さらに言うなら、もっと時間があれば、いくつかある山のうち、一つくらい登山して写真を撮りたいところですが、体力とも相談して、それは諦めました。朝、通行止めで時間をロスしたのも効いているのです(T-T)
というわけで、瓶ヶ森初到達記念ジャンプ！(爆)
で、さっきの景色を通り過ぎたからといって、まだまだ気は抜けません。1～1.5車線でこんな恐ろしい崖に張り付くような道を走り続けます。たまに、道路の端が軽く崩落しているところもあります(;;OдO;lll)
さて、ようやく瓶ヶ森林道全線を駆け抜けることができました。こんな風に、石鎚スカイラインへの道が閉ざされています。復旧したら、今度はこちら側から来てみないと。
で、ここでも瓶ヶ森林道全線制覇記念ジャンプ(爆)←つーかバカ？
当初は、瓶ヶ森林道をそのまま戻ってもう一度あの景色を見るつもりでしたが、気が変わって県道40号線を南下して国道194号線を目指すことにしました。見たことのない景色が見られるかも、という軽い気持ちでした。で、こんな清流を見つけました。でも、この辺りどこも綺麗な川ばかりです。
194号線に出るまでにある長沢ダムです。満水なので、吐水口から派手に放水していますね。写真はありませんが、湖水も綺麗でした。
さて、194号線に出て、スタンプ集めのため道の駅木の香へ立ち寄ります。ご当地ソフトがあれば良かったんですが、普通のソフトしかなかったので、高知の塩を使ったアイスというのを買ってみました。天日塩ソフトというやつですが、適度に塩が利いていて、美味しかったです(^○^)
道の駅木の香で休憩したあとは、愛媛方面へ戻らず、県道17号線から早明浦ダム方面へ向かいます。この道は期待していなかったんですが、渓谷美が非常に綺麗な走りやすい道でした！写真は194号線から県道に入ってすぐにある大橋ダムです。ダム下側の奇岩と青い水の取り合わせの美しいこと！吐水の白が美しさに拍車を掛けていますね！
高藪発電所本流取水堰です。ここからどこかに導水して、発電しているんでしょうね。湖水が綺麗です。
その取水堰のほんのわずか下流を渡る橋です。赤い欄干が周囲の緑に映えます。
その橋から上流側を見てみます。こちらもきれいな水が流れていて、岩がオーバーハングになっています。この写真ではわかりにくいですが、あのオーバーハングの下には道が通っています。ガードレールがあるのがわかるでしょうか？あそこへ行って写真を撮りたいところですが、立ち入り禁止になっていました。
早明浦ダムに到着です。当然のごとく満水になっています。以前のツーリングで写真はたくさん公開しているので、今回は堰堤上の通路を。
早明浦ダムは直下にこういう広場があり、写真が撮りやすいです。その広さを実感してみるため、カメラをセルフタイマーにしてトラちゃんでダッシュしてみました(爆)
そのあとは、スタンプ押すためだけのつもりで道の駅さめうらへ立ち寄ってみました。すると、そこにはトランザルプが！自分以外では初めてトランザルプを見ました。聞いてみると高知の方で、今治へツーリングに行っていたとのこと。実は、朝トランザルプとすれ違っていたのですが、もしかしたらこの人たちかも・・・。もう一台はホンダＣＤ125Tです。このトランザルプは僕のより一つ前の型で400ccの国内モデルでした。で、足つきが悪いのなんのとひとしきり盛り上がってからお別れしました(笑)
帰り道、川面に近い所にある駐車場に立ち寄って写真撮影です。この駐車場は、以前から国道から見えていて、どうやって行くのかなかなかわからなかったのです。まるでRPGのダンジョンで宝箱が見えているのに取れない、という心境でしたが、今回やっと入り口を見つけました。
川面の近くで写真を撮れるのが嬉しかったので、角度を変えてアホみたいに何枚も写真を撮ってしまいました(爆)
帰り道、国道32号線の途中にはまだスタンプを押していない道の駅「大歩危」と「大杉」があったのですが、17時を過ぎているため営業していませんでした。たぶん、スタンプももう押せないだろうと言うことで立ち寄りませんでした。まぁ、またツーリングするきっかけが残せたと言うことで(笑)。あとはのんびり下道で帰宅しました。
ちなみに、今日は県としては愛媛→高知→徳島→香川と走りましたので、ある意味四国一周と言えるのではないかと(言えない)。
本日の走行距離：420km
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