きっかけは赤い橋だった。徳島を、そして人類の長大な営みによって山を越え、香川をも潤す吉野川。その吉野川が刻みつけた深い渓谷を縫うように走る国道32号線。その渓谷がさらに深くなった土佐岩原の山上に、分断を招く急流をまたぐようにかけられた赤い橋があった…。
その赤い橋について探りを入れる途上で、梶ヶ森、穴内、八畝、永渕というキーワードが浮かび上がってきた。私は、それらが何を示しているのか確かめるべく、高知県の深い山中へ向かった。
すいません、下手くそな文学作品風イントロを書いてしまったがんちゃんです(笑)
さて、32号線を走っていて、えらい高いところに赤いアーチ橋があるな、と思っていたので、ふと思い出したときにGooglemapで調べてみました。すると、芋づる式にいろんなキーワードが引っかかってきたので、それらを網羅したツーリングにセローで行ってきました(^^)
この日の天気予報は日が進むにつれてコロコロ変わり、やきもきしていたんですが当日の朝になってみるとこの空です!このあと曇りになるかも、でしたが降らなければ何でも良いととりあえず出発します\(^o^)/
香川から徳島への峠を越えると、いきなりこれです。吉野川方面も全く見えません。かなり不安になりましたが、とりあえず進みます。
山を下るにつれ、徐々に晴れてきました。県道108号線は1車線の山道ですが路面は悪くなく、クネクネを楽しみます(≧∇≦*)
吉野川沿いを走ってきて、今までも時々立ち寄っている美濃田大橋にさしかかります。川沿いに降りれる道があるので、下から写真を撮ります(*゚▽゚)ノ
美濃田大橋から上流側を。
美濃田大橋の近く、井川町辻の旧街道にこういう古民家が所々残っています。ここは酒屋さんのようですね(*´∀`)
WestWestまでやってきました。この日は気温も低めで、バイクもたくさん走っています。
今回の目的地突入の前に、妖怪街道に立ち寄ります。木彫りの妖怪が道沿いのあちこちに置いてあります(^^)
妖怪街道の下を流れる藤川谷川です。非常に青く、透き通った水ですね(*^^*)
妖怪街道のメイン、児啼爺(こなきじじい)です。石像の横には、小説家の京極夏彦氏が書いたという碑文があります。児泣き爺はこの辺の伝説だと言うことですが…。
32号線に戻ります。今回のメインの目的地、標高1400mの梶ヶ森が見えてきました。あそこまでバイクで行けると思うと、ワクワクしますね(≧∇≦*)
大豊までやってきました。おなじみのひばり食堂が見えますが、今回はその直前で左へ川を渡り、山方面へ突入です╭( ・ㅂ・)و ̑̑
まずやってきたのは穴内の棚田です。まだ稲穂が青いですね。
梶ヶ森方面へ向かう道中、こういう渓流をたくさん越えていきます。剣山系は水量が豊富ですねえ。
地区名はわかりませんが、ここにも棚田が。あっちにもこっちにも棚田だらけです(@@;)
いよいよ梶ヶ森へ登っていく道に入ってきたようです。路面が荒れていて、傾斜も急なところが多くいかにも飛び立てそうで、天国に向けてのカタパルトみたいです(笑)
途中、至る所に未舗装路が口を開け、天空の林道っぽいところもたくさん見られます(*゚Д゚)
ほんのちょっとだけ未舗装路を走ってみたり
青空をバックに跳んでみたり。はっきり言って最&高ってやつですね(^^)
山荘梶ヶ森までやってきました。あの電波塔が見えるあたりが梶ヶ森頂上です。このあたりからは森林限界を超えるようで、ほとんど笹や低木ばかりになります。走っていて、数年前に訪れた蔵王エコーラインを思い出しました。
山頂の少し手前にキャンプ場がありました。左手前の芝生のようなところがそうですね。なかなか良い景色です(*´∀`)
バイクで来れる最高地点までやってきました。ここから頂上まではほんの数十メートルです(爆)
5分にも満たない登山を経て、ついに登頂です(爆)。ほとんどバイクの力で運んでもらったとは言え、登頂するのは気持ちいいですね。360°見渡すことができ、海まで見えます。太平洋?( ・_・;)
降りる前に、もう一台バイクが。スズキのDR-Z400SMですね。デコレーションからして一瞬知り合いかと思いましたが、違いました。同じ香川の方です。少しお話をして、僕が先に降りました。
梶ヶ森から来た道とは違う方向へ降りて、今度は八畝の棚田です。田んぼの中に水神さんが見えます。
八畝の棚田からの対岸側も棚田だらけですね(@@;)
冒頭のと同じ写真ですが、梶ヶ森方面からいったん32号へ降りてから吉野川対岸側の山中へ登っていきます。お昼ご飯を食べるためですが、こんなところに食堂があるとは…( ̄。 ̄;)
そこから少し上がったところに、苔アート?の案内がありました(笑)
ついにやってきました永渕食堂Shantiです。インド人のシェフが作る本格カレーが食べられるとのこと。楽しみです(≧∇≦*)
店内も雰囲気出てますね~。黒板を使ったメニューですが、左側に書いてあるノンベジプレートというのをいただくことにします。
ご飯にかかっているのが豆のカレー、左の容器に入っているのが地鶏を使ったチキンカレーです。豆のカレーは甘め、チキンカレーは辛かったですが、どちらも旨い!╭( ・ㅂ・)و ̑̑
おもしろかったのは付け合わせのオクラ(これがサブジ?)。カリカリに焼いてあるんですが、食べると少し粘りを感じ、食感が非常におもしろい。味付けも絶妙でgoodでした(^^)
ちなみに、店主の奥様は元ライダーとのこと。セローにお乗りだったこともあるとかでバイクの話で盛り上がりました(≧∇≦*)。お嬢さんが手を離れたらまた乗りたい、と仰っていたので、その日が来るのが楽しみですね。
永渕食堂から32号線に降りるまでに、彼岸花が咲いていました。これを見ると秋が来たなぁと思いますが、まだまだ暑い日が多いですね…(;´Д`)
さて、国道32号線を少しだけ北上し、JR土佐岩原駅から岩原八幡宮を目印に山を上がっていくと…例の赤いアーチ橋にようやくやってくることができました\(^o^)/。橋を渡り、銘板を確認すると「岩原大橋」とのこと。昭和62年竣工と言うことですから、僕が社会人になった頃にできたわけですね(年齢を計算しないように)。
というわけで、本日のミッションコンプリートです。なんのために作られた橋なのかはわかりませんが、急峻な谷を越える必要があり、そのためにはあの構造の橋でなければならなかった理由があるんでしょう。
いや、一つだけこなすべきミッションが残っているのを忘れていました。ライダーのたしなみ、1ツーリング1ソフトです(爆)。レストラン大歩危峡まんなかで妖怪ソフトをいただきます。相変わらずソフトクリームにピントを合わせるのが下手なやつです…(^^ゞ。さて今度こそ、本当にミッションコンプリート。お疲れ様でした。
本日の走行距離:270km
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